メタディスクリプションは、簡単かつ効果的なSEO対策のひとつです。この記事で解説する書き方のルールに従って進めれば、初心者でも簡単に仕上がります。検索エンジン最適化(SEO)をはじめた方は是非、今日から取り組んでください。
メタディスクリプションの目的や役割、書き方のコツを徹底的に解説します。
メタディスクリプションの書き方の「目次」
メタディスクリプションとは?
メタディスクリプションとは、記事の要点を解説する70文字前後の紹介文のことです。Googleなどの検索結果ページに表示されます。英語では「meta description」と表記します。
具体的には、以下のようにGoogle検索結果に表示されます。赤枠内がメタディスクリプションの記述です。
記述しなければ検索エンジンが本文から自動的に抜粋します。ただし、自動的な抜粋ではなく、記事の執筆者が自ら書くことでメリットがあります。
メタディスクリプションの役割
メタディスクリプションの役割は、検索ユーザーに記事の内容をシンプルに説明することです。
30文字前後に限定されるタイトルを補い、ユーザーは記事の内容を事前に確認できます。これによって、ユーザーの期待とマッチしない記事へのアクセスを未然に防ぎます。
メタディスクリプションのSEO効果
まず、メタディスクリプションそのものには、検索順位の決定には一切の影響がありません。つまり、どれだけ書き方を工夫しても、順位が上昇することはありません。
ただし、記述内容を参考にして、ターゲットとする読者がサイトを訪れます。書き方を工夫することで、Googleなど検索エンジンからのアクセスが増加します。
検索結果で上位に表示させる一般的なSEO対策とは違いますが、検索エンジンからのアクセスを増やすことができます。このため、メタディスクリプションは自動ではなく、自ら作成することがおすすめです。
メタディスクリプションの書き方の流れ
メタディスクリプションの書き方の流れを説明します。次のようなステップで順番に進めます。
- 記事から重要な箇所を抜粋する
- 記事を読むメリットを挙げる
- 対象としている記事の読者を書く
- 数字や強いフレーズを盛り込む
- 70文字前後の文章として仕上げる
記事本文の要約であるため、導入文(リード文)と合わせて書くのが効率的です。つまり、本文の執筆を仕上げたあとにまとめて書き上げます。
タイトル、導入文、メタディスクリプションは同時並行でまとめて書くと効率が良いです。
記事から重要な箇所を抜粋する
記事の内容を要約するためには、まずは重要な箇所を抜粋することが大切です。ユーザーに対して最も伝えたい内容を抜き出します。
導入文の作成と同じ作業ですので、記事本文を読みながら並行して進めてください。
記事を読むメリットを挙げる
記事を読むことのメリットを含むと、メタディスクリプションの効果が高まります。検索ユーザーが求めている情報と合致することで、アクセスに繋がります。
商品やサービスの宣伝文のように、記事を読むべき理由をユーザーに提示しましょう。
対象としている記事の読者を書く
ウェブサイトに掲載する記事系コンテンツには、対象となる読者がいます。メタディスクリプションでは、記事の読者ターゲットを明確にすることが大切です。
例えば、「初心者向け」や「〇〇が苦手な人」「〇〇歳の女性向け」などの記述をすると分かりやすいです。
数字や強いフレーズを盛り込む
タイトルと同じくメタディスクリプションにも数字や強いフレーズを入れるのが効果的です。文字数の都合でタイトルに含めなかった内容を盛り込むことが可能です。
数字には文字数以上のインパクトがあります。ユーザーの目を引くために、効果的に数字やフレーズを用いましょう。
70文字前後の文章として仕上げる
メタディスクリプションに最適な文字数は70文字前後です。70文字を超えると全ての文章が表示されず、省略されてしまいます。ここまでに用意した素材を使って、文字数の範囲で多くの情報を盛り込んで仕上げます。
文字数が足りない場合には、体言止めを使ったり、略語や略称を使うなどの工夫をしてください。
メタディスクリプションを上手く書くコツ
メタディスクリプションを上手く仕上げる3つのコツを、ご紹介します。
- キーワードを冒頭の近くに入れる
- 要点を絞って枝葉を切り捨てる
- 型を決めてテンプレート化する
スムーズに書けるようになったら、さらに上手くなるように改善を加えていってください。
キーワードを冒頭の近くに入れる
記事本文を書くときに使用したキーワードは、メタディスクリプションでも重要です。できるだけ冒頭に近い場所に入れることで、キーワードを目立たせることができます。
タイトルとメタディスクリプションの内容を関連付けるためにも、キーワードを効果的に使いましょう。
要点を絞って枝葉を切り捨てる
完成したメタディスクリプションを見直すときには、要点以外の要素を出来るだけ切り捨てます。多くの内容を伝えたい気持ちは分かりますが、シンプルにまとめます。
僅か70文字のなかに多くの情報を詰め込み過ぎると、ユーザーは混乱します。何度も読み返さないと分からない文章は避けましょう。
型を決めてテンプレート化する
毎回、記事制作をするたびにメタディスクリプションを書かなければなりません。このため、ある程度の型(パターン)を決めて、テンプレート化しておくと便利です。
記事系コンテンツの制作は、多くの時間が必要になります。このため、効率化できるところは上手く時間短縮をしましょう。
メタディスクリプションの書き方まとめ
メタディスクリプションを上手く書くことで、良質な読者を集めることができます。ターゲットではないユーザーのアクセスは減りますが、全体としてはアクセスの増加が見込めます。
書き方のルールは、導入文の書き方と似ています。しかし、70文字前後とさらに文字数が限定されます。重要な箇所のみに絞って、濃い内容のメタディスクリプションを完成させてください。
当サイト「SEOポータル」では、SEO対策やアクセス増加に役立つ情報を発信しています。ぜひ、他の記事も参考にしてください。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
投稿者プロフィール
- 大学在学時よりライターとしてアルバイトを始め、現在はプロのライターとしてSEOを意識した記事系コンテンツを執筆しています。
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