内部対策は、サイトの基礎体力を高めるSEO対策です。英語ではテクニカルSEOと呼ばれ、ウェブサイトの技術面での対策を行います。このため、HTMLやPHP、CSS、JavaScriptなどの最低限の知識が必要です。主に、サイトの巡回性とページの表示速度の向上を目指します。
SEO対策の基本とも言える諸施策について、詳しく解説します。
この記事は、こんな疑問に答えています
・SEOの内部対策って何ですか?
・サイトの巡回性を高める方法は?
・ページの表示速度は改善できる?
この記事はSEO初心者向けです
・ウェブサイト管理者
・SEOを始めたばかりの方
この記事を読むのにかかる時間:約 6 分
SEOの内部対策とは?
内部対策とは、テクニカルSEOとも呼ばれ、サイトのHTMLやCSS等の改善を行うSEO対策です。対策を実行するには最低限のWordPressやコーディングに関する知識が必要です。
- サイト内の巡回性を高める
- ページの表示速度を改善する
- ユーザーエクスペリエンスを向上させる
SEOの内部対策では、主に巡回性と表示速度、そしてユーザーエクスペリエンスを向上させます。
サイト内の巡回性を高める
サイトの巡回性とは、検索クローラーがウェブサイト内のコンテンツを円滑に巡回できるようにすることです。全てのページをくまなく巡回されることで、インデックス登録がスムーズに行われます。
巡回性を高めるための内部対策では、リンク設計、ナビゲーション、カテゴリ、タグ、パンくず、構造化データなどを適切に調整します。
また、巡回性が向上することで、サイト訪問者の利便性も高まります。
ページの表示速度を改善する
ページの表示速の改善は、サイトを訪れたユーザーにとって重要です。なぜなら、表示までに時間がかかるウェブサイトは、ユーザーにストレスを与えます。内部対策として、しっかりと取り組みましょう。
どれだけ素晴らしいコンテンツを用意しても、表示速度の遅いページからはユーザーは離れます。つまり、コンテンツSEOによって集めた読者が、別のページへと立ち去ってしまいます。
Googleが提供するPage Speed Insightを使って、ページの表示速度の改善を行いましょう。
検索エンジン向けの内部対策
検索エンジン向け内部対策の基本は、リンク設計、ナビゲーション、カテゴリやタグの適切な設置です。ボットがサイト内の全てのコンテンツを円滑に見て回れるように手助けします。コンテンツとは、文章、画像、動画などを含みます。
また、内部対策ではドメイン選定や、レンタルサーバーの選び方にも気を配りましょう。実際のサイト運営の開始後には変更が難しい項目です。
サイト訪問者向け内部対策
サイト訪問者向けの内部対策は、ウェブサイトの表示速度、レイアウトのズレ、反応速度を向上させることです。ウェブサイト訪問時の体験(ユーザーエクスペリエンス)の質を高めることを目的とします。
Googleはユーザーエクスペリエンスを高めるための重要な指標を公表しています。「コアウェブバイタル(Core Web Vitals)」と呼ばれる3つの指標が、ウェブサイトの評価(検索結果の順位付け)に影響を及ぼすことを明かしています。
構造化データによる内部対策
構造化データと呼ばれるコードをウェブサイト内に適切に追加します。検索エンジンがコンテンツを把握することを構造化データは助けます。検索結果などで詳細な情報を表示させることができます。
その他の内部対策
その他の内部対策としては、レンタルサーバー選び、コンテンツ管理システム(CMS)の選定などがあります。またの環境設定に加え、十分なセキュリティ対策(SSL化されたhttpsであることなど)を行うことなどが含まれます。
投稿者プロフィール
- 大学在学時よりライターとしてアルバイトを始め、現在はプロのライターとしてSEOを意識した記事系コンテンツを執筆しています。
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