ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

Googleが掲げる10の事実のひとつ目は、ユーザー最優先です。「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」と表現されています。ユーザーが求めるニーズや不満に応えることの大切さを示しています。ユーザーエクスペリエンスやコアウェブバイタルにも反映されている考え方です。

検索エンジン最適化（SEO）においても、ユーザー最優先であることは重要です。

ユーザーを最優先に考える

Googleは常にユーザー最優先の視点で事業を展開しています。これは検索サービスだけではありません。例えば、ウェブブラウザのChromeや、Googleマップにも浸透する考えです。

もちろん、Googleは収益企業ですので、社内の目標や収益も大切です。しかし、Googleのユーザー向けのサービスの大半は、無償で提供されています。もしGoogleマップが有料であれば、世の中は少し変わったかもしれません。

ユーザーの時間を奪わない

Googleのホームページは、非常にシンプルで分かりやすいです。インターフェースが明快であるため、ページが瞬時に読み込まれます。読み込みにかかる時間がユーザーの利便性を損なうからです。

サービス開始当初、Googleの検索結果ページ（SERPs）には、検索結果を表示するまでにかかった時間が表示されていました。ユーザー最優先であることを数字で示したものです。

この考え方は、Googleがウェブサイト評価に用いるコアウェブバイタルの指標に反映されています。

お金で検索結果の順位を操作しない

Googleが利益を最大化するのであれば、検索結果の順位を売るのが早いです。多くのウェブサイト管理者がSEOにかける時間を、お金で買うことが出来るからです。

しかし、Googleでは有料広告には「広告」であることを明記します。このため、検索ユーザーは広告と自然検索の違いを理解して、サイトにアクセスします。

ユーザーを騙すことで収益を生まず、ユーザーに正直な姿勢を貫いています。

関連性の高い情報を提示

関連性の高い情報をユーザーに提示することも、Googleは大切にしています。この考え方は検索結果ページに強く反映されています。検索の目的の邪魔にならずに関連情報を知ることができます。

ユーザーの役に立つことを最優先し、必要な情報を提供しています。

このため、Googleでは完成度の高いデザインにもこだわっています。いかにストレスなく多くの情報を提供できるかを、Googleは常に考えているのです。

Googleのユーザー最優先のまとめ

Googleが掲げる10の事実のひとつ目である「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」をご紹介しました。

ユーザーを最優先に考えることは大切です。これは多くの事業者が理解していることでしょう。しかし、実際に営業活動を行っていると、なかなか実践することが難しいものです。油断するとすぐに自社の利益を優先してしまいがちです。

検索エンジンで圧倒的な市場シェアを勝ち取ったGoogleの言葉には説得力があります。インターネットをどのような空間にしたいのかの理想が垣間見えます。

当サイト「SEOポータル」では、Googleのユーザー最優先の理念に賛同し、SEOに関する情報を発信しています。他にも多くの記事がありますので、ぜひご覧ください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。