ビッグキーワードでの検索結果での上位獲得は、多くのトラフィックを生みます。その一方で、多くの企業やライターが、ビッグキーワードを狙っています。つまり、上位獲得のメリットは大きいものの、決して簡単なことではありません。

検索エンジン最適化(SEO)におけるビッグキーワードについて解説します。また、ビッグキーワードの見つけ方や、SEO対策の方法も合わせてご紹介します。

佐藤 隆司

この記事は、こんな疑問に答えています
・ビッグキーワードとは何ですか?
・具体的にビッグキーワードとは?
・ビッグキーワードで上位獲得するには?

中村 結衣

この記事はSEO対策初心者向けです
・SEO対策キーワードを探している方
・SEO対策に取り組んでいる方
・企業オーナー、経営者

渡辺 修平

この記事を読むのにかかる時間:約 9

ビッグキーワードとは?

ビッグキーワードとは、多くの人々が興味を持ち、検索をするキーワードです。月間検索数が少なくとも1万件を超えるキーワードです。ただし、特に明確な基準はありません。

月間の検索ボリュームが1万件に満たない場合でも、ビッグキーワードとされるケースがあります。それは、上位を獲得することで多くの収益が生まれるキーワードです。このようなキーワードでは、多くの企業が大きな予算をかけてSEO対策を行っています。

つまり、ビッグキーワードの基準としては月間1万件以上の検索数があります。しかし、競合性が高く、上位獲得が難しいキーワードを含むことがあります。このため、初期段階ではSEO対策のキーワードとして設定することを避けるべきだと言えます。

代表的なビッグキーワード

代表的なビッグキーワードには「クレジットカード」があります。月間検索数30万件を誇るキーワードです。また、多くの金融機関がSEO対策をすることで、上位獲得は困難を極めます。

特に検索ボリュームが大きい分野は、人々の欲求や欲望の強いものが多いです。なぜなら、こうした欲求をや欲望を満たすための方法を、多くの人たちが探しているからです。

金融系のキーワード

まず、「クレジットカード」と同じく金融系は「保険」や「ローン」など、ビッグキーワードの宝庫です。具体例としては、次のようなキーワードがあります。カッコ内は、2024年2月現在の月間の検索ボリュームです。

  • クレジットカード(30万1000件)
  • ふるさと納税(150万件)
  • 住宅ローン(13万5000件)
  • カードローン(7万4000件)
  • 投資(7万4000件)
  • 保険(6万500件)
  • 資産運用(4万500件)
  • 教育ローン(3万3100)
  • 貯金(2万7100件)
  • 自動車ローン(9900件)

お金に関することは人々の関心度が高いため、検索数が多いです。また、収益性も高いため、多くの金融機関がSEO対策に取り組んでいます。このため、一般のウェブサイトが上位を獲得することは極めて困難です。

求人系のキーワード

求人や求職の分野も、数多くのビッグキーワードがあります。カッコ内は、2024年2月現在の月間の検索ボリュームです。

  • 転職(24万6000件)
  • 求人(16万5000件)
  • アルバイト(11万件)

仕事に関する悩みは、お金と同じく人々の生活に根差したものです。多くの人々が転職やアルバイトを探しており、ビッグキーワードとなっています。

一方、少子高齢化によって人材確保が困難になるなか、企業にとっても求人は大きな課題です。このため、SEO対策にも本格的に取り組む企業が多いです。上位獲得が非常に困難なジャンルのひとつです。

美容・ダイエット系のキーワード

美容やダイエットに関する分野にも、数多くのビッグキーワードがあります。同じくカッコ内は、2024年2月現在の月間の検索ボリュームです。

  • 美容(2万2200件)
  • 化粧品(11万件)
  • コスメ(16万5000件)
  • ダイエット(20万1000件)
  • パーソナルジム(9万500件)

化粧品の種類や、ダイエット方法などの具体的な単語でも、ほとんどが検索ボリュームで1万件を超えています。女性を中心として、美容やダイエット分野にも人々の関心の強さがうかがえます。

オンラインサービス系のキーワード

参考までにオンラインの有名サービスの名称の検索ボリュームもご紹介します。

  • YouTube(3720万件)
  • Google(500万件)
  • canva(67万3000件)

やはり、他の系統と比較しても、段違いの検索ボリュームです。ただし、多くの場合にはウェブサイトに直接アクセスるため、2位以下のクリック数は限定的です。

学習・教育系のキーワード

生涯学習やリスキリングでも注目を集める学習・教育系の関心も高いです。

  • 英会話(7万4000件)
  • オンライン英会話(4万500件)
  • 学習塾(4万500件)
  • 習い事(2万7100件)
  • プログラミングスクール(1万4800件)

テレビCMでもお馴染みの分野ですが、SEO対策も十分に行われています。つまり、検索ボリュームは大きいですが、上位獲得の難易度が大きいです。

その他の事業系のキーワード

その他としてひとくくりにしますが、以下の業種でもビッグキーワードが多いです。

  • ウォーターサーバー(16万5000件)
  • 結婚相談所(7万4000件)
  • マッチング(2万2200件)

SEO対策は企業の広告予算から支出されます。このため、広告を頻度に見かける業種は、SEO対策にも多額の予算をかけています。言い換えれば、これらのビッグキーワードのうちの1つでも、Google検索で第1位を獲得すれば、莫大な収益を得ることができます。

ビッグキーワードで上位獲得を目指すには?

新規でウェブサイトを立ち上げ、ビッグキーワードを狙うのは大変です。このため、初期段階でいきなりビッグキーワードでSEO対策を行うことはできません。例えば野球未経験者が、明日から急にメジャーリーガーになることは不可能です。

このため、まずはビッグキーワードの関連語を埋めていきます。検索ボリュームが少なく、競合性の低いキーワードを見つけることがポイントです。つまり、注目されていないキーワードからSEO対策を開始します。

一定の記事系コンテンツが溜まってきたら、次はミドルキーワードを狙います。比較的に検索ボリュームが大きく、やや競合性の高いキーワードです。そして、ミドルキーワードでの実績を経て、ビッグキーワードに挑むことになります。

ビッグキーワードまとめ

人気があり、検索ボリュームの大きなビッグキーワードについて解説しました。

検索エンジン最適化(SEO)では、検索結果の上位獲得が非常に困難なキーワードとされています。このため、少しずつ外堀を埋め、長期的なSEO戦略が必要となります。

SEOポータルでは、ビッグキーワードを狙うためのコンテンツSEOを解説しています。さまざまな角度からSEO関連の記事を投稿していますので是非ご覧ください。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!

投稿者プロフィール

渡辺 修平 (Watanabe Shuhei)
渡辺 修平 (Watanabe Shuhei)コンテンツSEOライター
大学在学時よりライターとしてアルバイトを始め、現在はプロのライターとしてSEOを意識した記事系コンテンツを執筆しています。