記事のURLの中にキーワードを入れることが、SEO対策に役立つのでしょうか?

検索エンジン最適化(SEO)の施策は、小さなことの積み重ねです。しかし、もし少しでも検索順位を上げる可能性があるなら、すべての施策を実行すべきです。

とはいえ、効果のないSEO対策のための施策に取り組むのは時間の無駄です。URL内のキーワードに効果があるのかどうかを解説します。

佐藤 隆司

この記事を読めば、こんなことが分かります
・記事URLにキーワードを入れる効果は?
・キーワードは日本語で入れるべきなのか?
・キーワードを入れたURLの具体例は?

中村 結衣

この記事はSEO初心者向けです
・SEO対策に取り組んでいる方
・コンテンツSEOライター
・ウェブサイト管理者

この記事を読むのにかかる時間:約 8

記事URL内にキーワードを入れる効果は?

ワードプレスで運営しているウェブサイトでは、パーマリンクという機能があります。パーマリンクでは、記事のURLを自由に決めることができます。ではどうして、この記事URLにキーワードを入れるべきなのでしょうか。

結論として、記事URLのキーワードは、検索エンジン最適化(SEO)に効果的だからです。検索エンジンはキーワードを含むことで他の記事との関連性を知ります。このため、検索エンジン向けに記事URLにキーワードを入れます。

もちろん、タイトルやメタディスクリプションよりも効果は弱いです。しかし、少しでも効果があれば実行するのがSEO対策です。

SEO専門家による見解

URL内のキーワードが有効であることは、マット・カッツ氏が話したものです。

カッツ氏とはGoogleのスパム対策チームのリーダーです。もしかしたら、ご存じの方もいるかもしれません。なぜなら、アルゴリズムのコアアップデート「ジャガー(Jagger)」で有名な人物だからです。

カッツ氏は「Interview with Google’s Matt Cutts at Pubcon」の記事内で、URL内のキーワードに言及し、検索エンジン最適化(SEO)にとって良い影響があると説明しています。つまり、Google関係者が記事URLにキーワードを含めることには効果があると明かしています。

URLにキーワードを含むときの注意点

記事URLにキーワードを含めることは有効ですが、注意が必要な点もあります。

  • URLの長さが長くなりすぎることは厳禁
  • 同じキーワードを繰り返し使用することは避ける

これらの行為は逆効果となり、検索エンジンの評価を下げる可能性があります。

具体的な対処法としては、シンプルかつ明確なURLを作成することが重要です。キーワードを適切に配置し、コンテンツと一貫性のある表現を心掛けましょう。

キーワードをURLに入れる具体例

最後に、キーワードをURLに入れる具体例を紹介します。

例えば、「犬のエサの選び方」というタイトルの記事を書いたとします。英語に直すと「How to choose dog food」です。ですから、次のようにすればSEO対策として及第点です。

https://example.com/how-to-choose-dog-food

しかし、ここでもうひとつ記事URL内のキーワードについて重要なルールがあります。実は、URLにキーワードを含む場合、前の方が好ましいというルールです。少し直してみましょう。

https://example.com/dog-food-how-to-choose

英文法としては意味を成していませんが、こちらの方がSEO上は優れています。つまり、URLについては英文法よりもキーワード優先です。

URLで日本語を避けるべき理由

ワードプレスの記事のパーマリンクには、日本語を入れることも可能です。わざわざ英語に直す手間が省け、日本人には分かりやすくなります。しかし、URLに日本語を含むことには、ひとつの弊害があります。

ウェブサイトの記事のURLは、サイト訪問者にとってはあまり重要ではありません。なぜなら、記事を読むときに、わざわざURLを確認する人は極めて少ないからです。

では実際にどのようなシーンでURLが使われるでしょうか。例えば、SNSでシェアするときにURLをコピペします。こうしたとき、日本語を含むURLはとても長いものになってしまいます。

このため、URLは出来るだけ英単語で構成するようにしましょう。

この記事に関連する質問(復習)

記事URLにキーワードを入れる効果は?

検索エンジン最適化(SEO)の効果があります。なぜなら、記事やコンテンツの重点キーワードをURLに入れることで、検索エンジンは記事のテーマを理解し、他の記事との関連付けを行うことに役立つからです。

記事URL内のキーワードは日本語で入れるべきなのか?

記事URLに入れるキーワードは、英語を優先的に利用するべきです。SEOの効果には英語と日本語の違いはありません。しかし、日本語にするとURLが長くなってしまいます。SNSに掲載する時などに、URLの長さが気になります。

キーワードを入れたURLの具体例は?

記事URLは英語でシンプルに、キーワードを前にすることが原則です。例えば「納豆とご飯は良く合う」という記事を例にします。この場合、キーワードが「納豆 ご飯」であれば、URLの具体例は「natto-rice-go-well- together」や「natto-rice-best-match」となります。

URL内のキーワードのSEO上の効果まとめ

URL内のキーワードのSEO上の効果は、とても弱いかもしれません。それでも、記事のURLと内容が一致することは、SEOに効果があります。

シンプルかつ分かりやすく、キーワードをURLの前に置く。このようにルールは単純明快ですので、パーマリンク設定の際には参考にしてください。

当サイト「SEOポータル」では、SEOに関する役立つ記事を数多く公開していますので、他の記事も参考にしてください。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

投稿者プロフィール

佐藤 隆司(Takashi Sato)
佐藤 隆司(Takashi Sato)コンテンツSEOアドバイザー
サイト運営者やSEOコンサル会社向けにGoogleアルゴリズムなどの情報を発信。