HTML構造はSEO対策の重要なポイントのひとつだと、一般的には言われています。しかし、限りなく高い可能性として、HTML構造はSEOにあまり関係がありません。
実は、Google社内からも同じ意見が発信されています。
検索エンジン最適化(SEO)の分野では時折、様々な意見が錯綜することがあります。HTMLがSEOに果たす役割や重要性について解説します。
この記事では、こんな疑問に答えています
・SEO対策にはHTMLの知識が必要?
・HTML構造がSEOと関係がない理由は?
・HTML関連のSEO対策ってありますか?
この記事はSEO中級者向けです
・SEO対策に取り組まれている方
・ウェブサイト管理者
・SEOの知識を深めたい方
HTML構造とは?
HTMLは、ウェブサイトを表示するために使われるマークアップ言語です。マークアップ言語とは、プログラム言語とは異なり、表示や装飾に特化した言語です。つまり、皆さんがいま見ているこのページにもHTMLが使用されています。
そして、HTML構造とは、HTMLを使ったウェブサイト全体の枠組みを指します。つまり、個々の表示や装飾ではなく、全体の構成のことです。
HTML構造はSEOにとって重要ではない
HTML構造は、SEOの内部対策に含まれている施策です。綺麗で分かりやすいHTML構造であることが、SEO上は重要だと言われてきました。しかし、ほとんどSEO対策では無意味であることが、ほぼ確実です。
現在のインターネットは、ワードプレスで作成されたウェブサイトが大半を占めます。このため、多くのウェブサイトでは、ほとんどHTML構造の対策は取られていません。WordPressテーマの選択によって、HTML構造が変わる程度です。
そんななか、Google関係者からも「HTML構造の対策は無意味」との発言がありました。サーチトレンドアナリストのゲイリー・イリーズ氏が、Google公式ポッドキャストで話したものです。(出典:Search OFF the Record 2024年1月25日配信)
タイトルタグや見出しタグは重要
HTML構造のSEO対策は無意味であると聞いて、勘違いされる方がいるかもしれません。HTMLそのものはSEO上の重要な要素で、特にタイトルと見出しタグは超重要です。
タイトルタグ(H1からH6)に加えて、画像タグ(IMGタグやalt)も、とても重要です。また、カテゴリやタグの決め方も同様に、SEO上の効果があります。
「HTML構造の対策は無意味」と話したゲイリー氏も、同じ回で「優れたタイトルと見出し要素、そして段落があれば良い」と話しています。つまり、タイトル、見出し、段落は大切だということです。
HTML構造のSEO上のメリットまとめ
一般的にSEO対策で重要だと言われていることのなかにも、実は無意味なものも少なくありません。SEOは個々の対策の効果が見えにくいものです。このため、SEOの効果や対策には諸説が入り乱れます。
HTML構造について特に重要ではない一方で、ページの表示速度の重要性は高まっています。このため、結果的にHTML構造にも手直しが必要なケースがあります。つまり、HTML構造そのものを評価するアルゴリズムはないというだけです。
当サイト「SEOポータル」は、コンテンツを中心としたSEOをおすすめしています。内部対策や外部対策よりも効果が見やすく、成果の出やすいのがコンテンツSEOの特徴です。記事系コンテンツを積み上げて、検索結果の上位表示を目指しましょう。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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