ハミングバードは、2013年に行われた超大型コアアップデートです。創業以来のアルゴリズムを大幅に刷新し、検索のグレードを大きく引き上げました。単なる音声検索への対応との記述も目立ちます。しかし、ハミングバードはGoogleの検索エンジンの概念を大きく変えました。

Googleアルゴリズムのコアアップデートでは、パンダペンギンが有名です。しかし、その後の影響力ではハミングバードの方が重要です。

アップデート名ハミングバード(ハチドリ)
主なアップデート内容・自然言語処理
・セマンティック検索
・音声検索への対応
実施年月日2013年9月26日

ハミングバードの検索結果への影響

コアアップデート「ハミングバード」による検索結果への影響について解説します。

  • セマンティック検索の導入
  • 自然言語処理の使用

技術的な内容ですが、SEOの観点から解説します。

セマンティック検索の導入

セマンティック検索の導入が、ハミングバードの最も偉大な功績です。検索キーワードとの一致ではなく、ユーザーの検索意図を汲み取ります。そして、検索意図を検索結果に反映されます。

キーワードと検索クエリの違いが強調されるようになったのは、ハミングバード以降です。

自然言語処理の使用

自然言語処理とは、私たちが日常的(自然)に使用している言語で、検索結果が表示されるプロセス(処理)のことです。つまり、単一のキーワードではなく、検索クエリ全体からユーザーの考えを理解します。この自然言語処理によって、セマンティック検索が実現しています。

「OK!Google」でお馴染みのGoogleアシスタント(2016年)の登場の下地ともなっています。

ハミングバードによるSEO対策の変化

ハミングバードによってSEO対策も大きな転換期を迎えました。その後のSEO対策の変化について解説します。

コンテンツの品質を求めるSEO対策へ

自然言語処理の使用によって、Googleは以前よりもコンテンツの品質を評価できるようになりました。

ハミングバード以前には、記事に占めるキーワードの出現率(キーワード密度)が重視されていました。しかし、ハミングバードは自然言語処理によってコンテンツを読み取る能力を高めました。この結果、SEO対策として良質なコンテンツの重要になっています。

ハミングバード以降のSEO対策では、ユーザーの検索意図に答えられるコンテンツが求められます。

SEOポータルのコンテンツSEO

SEOポータルが提供する記事執筆代行サービスは、検索意図を汲み取った記事制作を行います。単なる商品紹介や、サービス説明ではなく、人々の不便や悩みに焦点を当てます。

ハミングバードのアップデート以降、SEO対策は大きく変わりました。セマンティック検索は、ユーザーの検索意図を汲み取ります。そして、人間の会話に近い自然言語処理を実現しています。

商品やサービスを取り扱う事業者には、一般消費者の心理は見えづらい時があります。私たちSEOポータルは、客観的な視点から俯瞰的に情報をとらえ、高品質なコンテンツを提供してます。

投稿者プロフィール

佐藤 隆司(Takashi Sato)
佐藤 隆司(Takashi Sato)コンテンツSEOアドバイザー
サイト運営者やSEOコンサル会社向けにGoogleアルゴリズムなどの情報を発信。