502 Bad Gatewayがウェブサイトに表示される原因は何でしょうか。また、どのように解決すれば良いのでしょうか。そもそも、502 Bad Gatewayとは何を意味するのでしょうか。
管理しているウェブサイトでは、急にエラーが発生することがあります。「502 Bad Gateway」は、一般的に良く見かけるメッセージのひとつです。
エラーが頻発する場合には、検索エンジン最適化(SEO)にも悪影響を及ぼします。
この記事は、こんな疑問に答えています
・502 Bad Gatewayの原因は?
・502 Bad Gatewayの直し方は?
・未然に502 Bad Gatewayを防ぐには?
この記事はサイト管理初心者向けです
・ウェブサイト管理者
・エラーに遭遇した検索ユーザー
・SEO対策に取り組んでいる方
この記事を読むのにかかる時間:約 11 分
502 Bad Gatewayとは?
502 Bad Gatewayとは、サーバー間での通信エラーの発生を示しています。最も頻繁に見かけるHTTPステータスコードのひとつです。つまり、ほとんどが深刻な問題ではありません。主にゲートウェイサーバーとホストサーバーの間で起こる問題です。
ホストサーバーは、別名バックエンドサーバーとも呼ばれます。このサーバーにウェブサイトの情報を収納しています。つまり、ウェブサイト開設時に契約したレンタルサーバーのことです。
一方、ゲートウェイサーバーは、ブラウザとホストサーバーを仲介します。適切なルートでネットワークを繋いだり、データ形式を変換する役割です。これによって、私たちはウェブサイトを閲覧することができます。
502エラーの表示画面とメッセージの種類
一般的な502 Bad Gatewayの表示は、下の画像のように表示されます。
なお、502 Bad Gatewayのエラーメッセージは、1種類ではありません。実は「502」の数字は同じでも、その他の文字列が異なるケースがあります。具体的には次のようなメッセージです。
「502 Bad Gateway」のメッセージの種類
- 502 Proxy Error
- 502 Service Temporarily Overloaded
- Temporary Error (502)
- Error 502
- HTTP Error 502 – Bad Gateway
これらは全て「502 Bad Gateway」を示しています。ただし、メッセージ内容にはエラーの詳細が含まれている場合があります。つまり、原因究明や解決のための大切なヒントです。
502 Bad Gatewayの主な原因と解決方法
502 Bad Gatewayはサーバー間のエラーです。このため、ユーザーは根本的な解決ができません。しかし、エラーの発生した原因によっては、簡単に解決が可能です。
502 Bad Gatewayの主な原因
- 一時的なサーバーの障害
- ホストサーバーのメンテナンス
- ホストサーバーの慢性的な障害
- DNS変更の反映待ち
- ファイアウォールによるアクセス拒否
では、エラーメッセージ「502 Bad Gateway」が表示される原因と、解決方法を解説します。
一時的なサーバーの障害
タイミング悪くサーバーの一時的な障害が発生した可能性があります。
エラーの表示された画面をそのまま再読み込み(リロード)してみてください。問題が解決しない場合には3分ほど待ってください。これによって、比較的スムーズにエラーが解消するかもしれません。
ホストサーバーのメンテナンス
ウェブサイトを収納したホストサーバーが、メンテナンス中の可能性があります。
サイトの管理者の場合には、レンタルサーバーの情報を確認してください。メンテナンスの予定やスケジュールが記載されているかもしれません。つまり、メンテナンス時間が過ぎれば問題は解消されます。
ホストサーバーの慢性的な問題
メンテナンス中では無い場合、慢性的なホストサーバーの障害の可能性があります。
例えば、頻繁にエラーが発生する場合には、502 Bad Gateway画面のスクリーンショットをサーバー会社に送信してください。また、レンタルサーバーの管理画面で、エラーの履歴(ログ)の確認が可能です。サーバー会社への問い合わせ前にチェックしておくことをおすすめします。
DNS変更の反映待ち
DNSの情報が反映待ちの可能性があります。例えば、ウェブサイトの開設直後や、DNSの変更後に起こります。
DNSの設定は、反映されるまでに1時間程度かかります。このため、しばらく待つことで502 Bad Gatewayが表示されなくなります。もし必要であれば、コマンドプロンプトを使用して確認することも可能です。
DNS情報の反映の確認方法(Ping送信)
- お使いのパソコンで「コマンドプロンプト」を開きます。
- 「ping サイトURL(https://は除く)」を入力してください。
(具体例:当サイトの場合「ping seo.kyotanishokai.co.jp」) - 次のような画面が表示されれば、DNSは反映されています。
もし、「ホストが見つかりませんでした」と表示された場合、DNSの反映待ちです。
ファイアウォールによるアクセス拒否
サーバーは外部からの攻撃を防ぐために、ファイアウォールという機能を備えています。
一般的にレンタルサーバーでは、ユーザーがファイアウォールの設定を変更できます。このため、強度なセキュリティ設定によって502 Bad Gatewayが発生しているかもしれません。サイト管理者であれば、セッティングの見直しを行ってみてください。
この記事に関連する質問(復習)
-
502 Bad Gatewayの原因は?
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ステータスコード「502 Bad Gateway」は、サーバー間でトラブルが発生したことを示しています。つまり、ゲートウェイサーバーとホストサーバーの間での障害の可能性が高いです。
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502 Bad Gatewayの直し方は?
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サーバー間で発生する「502 Bad Gateway」の問題は、ユーザー側で根本的な解決はできません。しばらく待ってから再読み込みをすることが対応策です。一方、サイト管理者はサーバー会社に問い合わせることで解決の可能性があります。必ずエラー画面のスクリーンショットを残すようにしてください。
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未然に502 Bad Gatewayを防ぐには?
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502 Bad Gatewayはサーバーで起こる障害です。このため、未然に行うべき予防策は限られています。サイト管理者はコードの見直しを行ってください。またエラーが頻発する場合には、レンタルサーバーの変更が有効かもしれません。
502 Bad Gatewayまとめ
502 Bad Gatewayについて詳しく解説しました。
例えば企業のウェブサイトを運営されている場合には、サーバーが正常に作動していないことで、顧客がウェブサイトにアクセスできなくなります。つまり、その間に発生するはずだった収益を失う恐れがあります。
このため、502 Bad Gatewayが多発する場合には、サーバー会社の変更も検討してください。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
投稿者プロフィール
- 大学在学時よりライターとしてアルバイトを始め、現在はプロのライターとしてSEOを意識した記事系コンテンツを執筆しています。
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