.comと.netはどちらが優れているのか？人気の2大ドメインを比較

人気ドメインである「.com（ドットコム）」と「.net（ドットネット）」は、どちらも2000年以前から存在している最古参のgTLD（一般トップレベルドメイン）です。

どちらもドメイン取得の条件は特に定められていません。つまり、世界中の人々が自由に取得できます。この2つのドメインを比較します。新たに独自ドメインを取得するならどちらが良いでしょうか？

この記事は、こんな疑問に答えています。
・.comドメインのメリットは？
・.netドメインは不利って本当？
・ドメインはSEOに関係がありますか？

この記事はSEO初心者向けです
・ドメインの取得を検討している方
・これからWordPressを開設する方
・ウェブサイト管理者

ドメイン全般について知りたい方は、別記事「独自ドメインの選び方を徹底解説」を参考にしてください。

.comと.netはどちらが古いドメイン？

「.com（ドットコム）」と「.net（ドットネット）」は、古くから存在しているドメインです。では、具体的に何年から存在したのか、ご存じでしょうか。

初めて「.com」が登録されたのは1985年3月15日です。一方、「.net」は同じく1985年の1月1日です。

僅か75日の違いですが、実は「.net」ドメインの方が古くから存在しています。何となく「.com」の方が古そうな印象があります。しかし、ドメイン界では「.net」が少しだけ先輩です。

当サイトを訪れる方の大半は、やはりSEOの観点からドメインを比較されます。しかし、実はドメインによるサイト評価の優劣はありません。実際、Googleでは全てのドメインを平等に扱うと公式に表明しています。

つまり、これからウェブサイトを運営するにあたって独自ドメインを取得されるのであれば、「.com（ドットコム）」や「.net（ドットネット）」に限らず、どのドメインでもGoogleは平等に評価します。

実際、検索結果の上位に新gTLDと呼ばれる新しいドメインのサイトが表示されます。つまり、検索エンジン最適化（SEO）のみが目的であれば、特に「.com」にこだわる必要はありません。

「.net」の方が歴史が古く、Googleが平等に扱うにも関わらず、それでも「.com」ドメインの方が優れている理由がいくつかあります。

それは「.com」の方が、一般的な認知度が高いことです。ドメインと言えば「.com」を思い浮かべる人が多いからです。このため、同じ名前のドメインがあった場合には「.com」の方が少しだけ高い信用を得ます。

Googleの検索結果に「.com」と「.net」が並んでいるとします。このとき、「.com」の方が僅かながらCTR（クリックスルー率）が高いという情報もあります。

少しだけの信用、僅かながらのCTRです。しかし、当サイト「SEOポータル」はコツコツと小さな改善をしながらSEO対策を行うことを推奨しているサイトです。このため、ドメインを取得する際には「.com」を推奨しています。

SEO対策は全ての業種・業態の企業が取り組むべきものです。このため、ドメインひとつとっても様々な意見や主張が入り乱れます。ドメインについては、すべてのドメインが平等というのがGoogleの公式見解です。

しかし、検索エンジンではなく一般ユーザー目線では「.com」が少し優位です。それは、認知度の違いによるものです。つまり、同じドメイン名であれば「.net」よりも「.com」が好まれます。

企業でSEO対策に取り組まれてる方は、何がSEO対策にとって重要なのかの見極めが大変そうです。例えば、HTML構造のSEOへの影響なども少し議論になりました。

当サイトでは、SEOに関する細かな話題にも目を向けています。そして、客観的な視点から私情を挟まず、できる限りの情報を集めてご紹介しています。本業がコンテンツSEOなので、情報収集は得意です。

また、別の記事も読んでいただけますと幸いです。最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

渡辺修平 (Watanabe Shuhei)コンテンツSEOライター: 大学在学時よりライターとしてアルバイトを始め、現在はプロのライターとしてSEOを意識した記事系コンテンツを執筆しています。